森の花蜜 アサグラ・にがあま蜜
蜜蜂ブンブン堂の蜂蜜は、自家採蜜した天然の蜂蜜をそのまま瓶詰めしています。
沖縄県本島北部、やんばると呼ばれる森の中でミツバチを飼っています。
台風の少ない年は、12月ごろになると森の中で自生している地元でアサグラ(フカノキ)と呼ばれる樹の花が咲き、ミツバチが沢山の花蜜を集めてきます。
この蜂蜜はハーブのような独特な味と香りを持っています。苦いようでいて甘く、とても複雑なフレーバーを楽しむことができます。時間が経ち少し色も濃くなると、黒糖の風味もでてきてまろやかになります。
太陽と森の恵み
巣箱の近くに遠心分離機を設置して、巣箱から取り出した蜜枠をセットし蜜を搾ります。
ミツバチが十分に濃縮して完熟状態になった蜂蜜はとても濃度が高く、綺麗な色です。
採蜜の時期、また巣箱が置かれている場所によって微妙に色や味が違います。
アサグラだけでなく、時期によりハマセンダンの花蜜が混ざると柔らかな甘みが多くなります。
アサグラがメインの時期になると、鮮烈な苦みと甘みが絶妙になります。
ミツバチは集めた花蜜の濃縮が完了して蜂蜜として完熟したら薄い蝋で蓋をします。
この薄い蝋(蜜蓋)を蜜刀でカットし、遠心分離機に掛けます。
カットした蜜蓋は集めて、新鮮なうちに溶かしミツロウのブロックにします。
採蜜した蜂蜜を以下のような工程で瓶詰めまで行っています。
・採蜜した蜂蜜をフィルターを通し、一斗缶に詰めて冷凍保管。
・瓶詰作業前に一斗缶を50度前後で湯煎し、結晶化した蜂蜜を溶かす。
(蜂蜜は一斗缶で保管中に結晶しますので、加温して液体にしてから後工程に進みます。)
・フィルターに通しながら蜜タンクに移す。
・蜜タンクから瓶詰め作業し、ラベルを張って完成。